RAILSIDE WORKS

115系高崎車NN配給、台風一過の中央本線を行く

台風一過の青空に見送られて、115系高崎車8両が長野へ向けて最後の旅。

普段あまり廃車回送を撮影することはない私だが、EF64+湘南色115系という組合せに魅力を感じ、この列車は撮影しようと計画していた。ところが前週になって台風10号が発生。異様な進路をとった挙句、撮影当日に本州に上陸するとの予報が出てしまいガッカリ…。曇天・雨天の中で撮影するつもりはないので撮影中止も視野に入れていたのだが、雲予報をつぶさにチェックしていると当日15時過ぎに山梨県内から雲がサッパリ消えていくではないか。。。僅かな期待を胸に、新桂川橋梁へ向かうことにした。

14時37分、鳥沢駅に着くと空一面厚い雲に覆われ、小雨まで降っている始末。
「やっぱり予報通りにはならないか。」
なんて思いながら撮影地までとぼとぼ歩いていると、急に西の空から青空が広がってきた…それからほんの30分の間に、空半分が突き抜けるような青空になってしまった。その後再度増えてきた雲も撮影時刻までには消えてしまい、写真のとおりの台風一過の晴天となったのであった。曇り空ってこんなにも一瞬で晴れるのか…と驚かされると同時に、それをピタリと予測していた天気予報に感心した出来事となった。

通過時刻、線路に対して約2度の光線では、思った以上に車両側面に陽が当たらなかったのが残念。