RAILSIDE WORKS

802円航空券で熊本・鹿児島の旅 ~3日目~

2017年5月、Jetstarのセールで入手した802円航空券を使い、2泊3日で熊本・鹿児島を旅してきました。
1日目は熊本市内を散策2日目は肥薩線を移動しながら人吉・鹿児島市内を観光。最終日の今日は、肥薩おれんじ鉄道経由で熊本に戻るルート。
時間は割とあるが、途中どこで降りるかは何も決まっていない…

たんかんジュース

朝ごはんに、昨日城山観光ホテルで購入した「たんかんジュース」を飲む。旨い!

鹿児島中央駅でひと悶着…

昨日、熊本駅で購入した乗車券は、2日間有効の「熊本⇒(鹿)川内」(経由:鹿児島線・肥薩・日豊・鹿児島線)。この乗車券を使い、途中下車をしながら鹿児島中央駅までやってきた。そして、このあとも引き続き川内駅まではこの乗車券を使うことができる。
そこで、その先、川内駅から肥薩おれんじ鉄道経由で熊本駅に戻る乗車券を購入するため、鹿児島中央駅みどりの窓口へ。しかし、これが思わぬトラブルとなってしまう…。
川内~八代間は第三セクターである肥薩おれんじ鉄道となるために注意が必要である。事前にネットで調べた限りでは川内~八代~熊本の連絡乗車券の発券は可能であり、かつ、合計で合計101営業キロを超えれば途中下車が可能である、というのが私の認識だった。
…が、窓口の若い駅員さんに確認をすると顔をしかめてしまい「恐らくその区間では発券できず、途中下車もNG」とのこと。厳密なルールは駅員さんも把握していなかったため色々な資料を確認して頂いたのだが、なかなか答えに辿り着かない。
気付けば15分が経過…電車に乗る前に売店でさつま揚げを買いたかったので、とりあえず手持ちの乗車券で川内駅まで行く旨を伝えたのだが、駅員さんも引けなくなってしまったのか「もう少し調べさせて欲しい」という。
そして、ついに乗車予定の列車が出発する5分前。調べた結果をスマホか川内駅に連絡してくれるというので、電話番号を伝えてみどりの窓口を後にした。

ここからが大急ぎ!(この旅で4回目)
駅売店で売っているさつま揚げを、値段もメニューもロクに見ないでサクッと購入し、ホームへダッシュ。なんとか間に合った…これ逃したら1時間待ちになるところだった…

817系@鹿児島中央駅

鹿児島中央駅にて。817系に乗って川内へ向かう。


玖子貴のさつま揚げ

鹿児島中央駅構内「玖子貴(きゅうじき)」さんで買ったさつま揚げ。美味しい!

鹿児島中央929-(鹿児島本線 2436M)-川内1018

川内駅

川内駅。同じホームだけど、中央でJRと肥薩おれんじ鉄道の線路が分断されていた

10時18分、川内駅到着。
さて、鹿児島中央駅で先送りにした問題を解決しなくてはならない。乗り換え時間5分で、次のきっぷを買わなくてはならないのだ。
が、スマホを開くも鹿児島中央駅からの連絡は無し。川内駅の駅員さんに事情を伝えるも、何の連絡も入っていないという。窓口で親身になって対応してくれた若い駅員さんの顔がよみがえる。駅員さん自ら連絡先を要求しておいて、この結果…何だか裏切られた気分で悲しくなった。
…その矢先、目の前にあったポップが目に飛び込んだ。

肥薩おれんじ鉄道「わくわく切符」

肥薩おれんじ鉄道「わくわく切符」

土日祝のみ発売されるという「わくわく切符」、1日乗り降り自由で大人2,000円。川内~八代の片道普通運賃(2,620円)より圧倒的に安いじゃないか…!
迷わず購入。さっきまで電車の中で運輸規定を調べてた自分がアホらしくなってくる。
もちろん、川内~八代~熊本の連絡乗車券が買えるのか否か正解は知りたいし、連絡してこない鹿児島中央駅の駅員も良くないと思うけど、ここでイライラしても仕方ないので一旦忘れよう…

JR乗車券と肥薩おれんじ鉄道わくわく切符

これで肥薩おれんじ鉄道線内を自由に途中下車できる!結果的にはこれが最適解であった。

車内では最後部に被りつき、景色を眺めつつスマホで沿線情報をリサーチ。

肥薩おれんじ鉄道車内から見た東シナ海

窓の外には青空と東シナ海の絶景が広がっていた

阿久根散策と、ウニ丼

肥薩おれんじ鉄道の車内で沿線情報を調べているときに見つけたのが、阿久根市の名産だという「ウニ」。
毎年この時期は「阿久根ウニ丼祭り」を開催していて、市内各店舗でウニ丼を提供しているそうなのだが、今年は1週間前に終了しているよう…
しかし、一部店舗ではまだ暫くはウニ丼を提供してくれるみたい!
…ということで、ウニ丼目指して肥薩大川駅で途中下車。

川内1023-(肥薩おれんじ鉄道 6128D)-薩摩大川1048

薩摩大川駅の駅前

薩摩大川駅の駅前…何もない…

薩摩大川駅から徒歩10分程のところに道の駅があるようなので、そこへ向かってみることにした。
晴天の空の下、長閑な田舎道。遠くから波の音が聞こえて、まるで映画のワンシーンのよう。歩いているだけで心地よい。
途中、きびなご工場の前を通ると、作業の様子をじっと見守る猫を見つけた。きっときびなごが欲しいんだろうな。可愛くって、パシャパシャとシャッターを切った。

きびなご工場をじっと眺める猫

きびなご工場をじっと眺める猫。

海に面した国道3号線に出ると、すぐ先に「道の駅 阿久根」が見えた。うに丼!うに丼!!

道の駅阿久根のうに丼(小)

うに丼(小) うに40g 1,500円

新鮮なうには甘くて美味しいなぁー!だけど、かつて北海道・稚内で食ったうにと比べると、北海道の時の方が感動したかも。
次の列車まで時間があるので、道の駅の脇から海岸へ降りて散歩。

道の駅阿久根付近の浜

ただただ美しい。夕陽が沈むのを見るのも綺麗だろうなぁ。

阿久根市はボンタンも名産だそうで、道の駅の売店で「文旦かるかん饅頭」なるものを買ってみた。肥薩大川駅で列車を待つ間に一つ食べてみると、さわやかな香りが広がってなんとも美味しい!阿久根市万歳!!

文旦かるかん饅頭

文旦かるかん饅頭

11時53分、薩摩大川駅から出水行に乗車。
ここから先は線路が内陸に入ってしまうので海を臨むことはできず、スマホで次の目的地探し。
水俣市の「湯の児温泉」が、東シナ海の絶景を臨める温泉のようだ。駅からだいぶ距離があるものの、水俣駅でレンタサイクルを借りれることもわかった。
ということで、次は水俣駅で途中下車し、レンタサイクルで湯の児温泉を目指すことに!

薩摩大川1153-(肥薩おれんじ鉄道 6330D)-出水1229/33-(肥薩おれんじ鉄道)-水俣1251

水俣市で、水俣病を学ぶ

水俣駅

水俣駅

12時51分、水俣駅に到着。
レンタサイクルはどこだろう?見当たらないので、地元民とのおしゃべりに夢中な改札の駅員さんに尋ねてみると…
駅員さん「あぁ、ありませんよ?今、故障中だからね!」
ぶっきらぼうな口調で、さも当然のように言ってのける駅員。あなたの会社のWebサイトにレンタサイクルがあるって書いてあるから降りたんですケド…
自分「他にレンタサイクル借りれるところってあります?」
募るイライラを押し殺し尋ねてみると…
駅員「ここから1.5kmぐらい歩くと市のレンタサイクルがあるよ。…あ、今借りれるかは知らないけどね!」
そんなに遠いなら電話で確認くらいしてくれたら嬉しいんけどなぁ…と思いつつ、呆れてしまってそれ以上は何も聞かずに駅を出た。振り返ると、駅員はさっきの地元民とおしゃべりの続き。このユルさが田舎の良さという見方もできるが、客は大切にして欲しい。
市役所に確認の電話をしてみるが土曜日ということもあって繋がらず、ひとまず1.5km離れた「エコパーク水俣」まで歩くことにした。

エコパーク水俣のバラ園

エコパーク水俣。バラ園が最盛期で、催し物で賑わっていた。


くまモン

あっ、くまモンだ!この後、この姿のままワゴン車の荷台に転がり込み運ばれて行きました…

インフォメーションセンターの方にレンタサイクルについて尋ねると、チャイルドシート付のものなら1台あると言う。…が、そんなことよりも、自転車で湯の児温泉に行くのは峠を越えなければならず遠すぎると言われてしまった。
確かに、気付けばここに来るまでにだいぶ時間を使ってしまい、次に乗る列車まで2時間を切っている。湯の児温泉は諦めよう。。。
代わりに見どころがあるか尋ねると、バラ園をお勧めされた。う~ん…今そこ通ってきたばかり…

熊本名物のサラダちくわ

屋台で熊本名物「サラダちくわ」を買って一休み…途方に暮れる…

2時間をどう過ごすか途方に暮れて近くの看板を見上げると、近くに「水俣病資料館」なるものがあるという。市民の方には申し訳ないが「水俣」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、学校で習った「水俣病」だ。
折角の機会なので理解を深めようと、水俣病資料館へと向かった。

水俣病資料館

水俣病資料館。入館料は無料。

一言で感想を言うと、とても充実した見学だった。
工場によって町の経済が潤っていた現実、病気の原因がわからずに対応が遅れてしまったこと、一方で原因がわかっても直ぐに停められない立場の人、そして差別…この公害の背景がよくわかった。自分が漁師だったら、あるいは工場職員だったら、どんな対応ができるだろうか…と考えさせられた。
館内では患者の方の映像が流れていたが、観ていたら立っているのが辛く、少し気分が悪くなってしまった。そのくらいショックが大きく、公害の恐ろしさがよくわかるものだった。
そして、見学を終えて気づいたのが、さっきから歩き回ってるこの広い公園敷地「エコパーク水俣」が、汚染された港湾を埋め立てた場所であったこと。すぐ傍で稼働している工場がかつて水俣病を引き起こした工場であり、関連会社となって今も稼働していること。
気付いたら列車の発車まで残り30分、駅までは2.4km。もう少しじっくり見たい気持ちを抑え、資料館を後にした。

駅までの帰り道、Google地図が示す最短ルートで細い道を歩いていると、目の前に見覚えのある水門が現れた。
まさに、さっき資料館で学んだ「百間排水口」そのものだった。かつて、この排水口から大量(70~150トン)の水銀が海に流れ出ていた、水俣病の原点といえる場所。
ふと、資料館に展示されていた当時の方の証言を思い出した。この排水口から、原色の座布団大の塊がボトボト流れ出ていたそうだ。想像すると恐ろしいが、一方で、今これだけ澄んだ水が流れ出ているのは素晴らしい事なのだろう。
偶然ではあったが、非常に良いものを見ることができた。

百間排水口

百間排水口

旅の最後に、熊本ラーメン

水俣15時20分発、快速スーパーおれんじ4号に乗車。これで、JR鹿児島本線に直通し熊本まで行くことができる。
途中、線路は再び海沿いを走り、岸壁ギリギリまで接近する。夢中になってシャッターを切った。

肥薩おれんじ鉄道の車窓

台風でも来たらすぐ停まりそう…


肥薩おれんじ鉄道の球磨川橋梁

球磨川橋梁を越えると、昨日通った肥薩線とクロスする


八代駅での乗務員交代

八代駅にて、肥薩おれんじ鉄道とJR九州の運転士さんが交代。

水俣1520-(肥薩おれんじ鉄道・鹿児島本線 8206D)-熊本1640

帰りの飛行機の時刻を考えると、熊本駅周辺に滞在できるのは僅か40分。旅の最後に熊本ラーメンを食べようと、熊本駅から徒歩15分の有名店「黒亭」へ。
熊本ラーメンの特徴、焦がしニンニクが食欲をそそる!

黒亭のラーメンと玉子トッピング

黒亭のラーメンと玉子トッピング

サクッと食べ終えて駅へ戻り、ここからリムジンバスで阿蘇くまもと空港へ。

熊本駅前1720-(産交リムジンバス)-阿蘇くまもと空港1821

お土産を買って、搭乗口へ向かう。

熊本空港にて、ジェットスターGK610便

夕陽に照らされる機体が美しかった

19時10分、Jetstar GK610便 成田空港行は定刻で出発。
熊本・鹿児島に別れを告げて、成田空港へと戻ったのでした。

交通費まとめ

自宅から成田空港までの交通費を除いて、3日間で約14,000円。ジェットスターのセールは使えるなぁ!ありがたい、またぜひチャレンジしよう。

ジェットスター 成田空港~阿蘇くまもと空港 ¥1,682
空港ライナー 阿蘇くまもと空港~肥後大津 ¥0
JR 肥後大津~新水前寺 ¥370
熊本市電 新水前寺駅前~熊本城・市役所前 ¥170
熊本市電 熊本駅前~花畑町 ¥170
熊本市電 花畑町~熊本駅前 ¥170
JR 熊本~(隼人)~(鹿)川内 ¥4,750
JR特急券 いさぶろう1号(熊本~人吉) ¥1,450
肥薩おれんじ鉄道 わくわく切符(全線1日乗り放題) ¥2,000
JR 八代~熊本 ¥740
産交バス 熊本駅前~阿蘇くまもと空港 ¥800
ジェットスター 阿蘇くまもと空港~成田空港 ¥1,682
合計 ¥13,984

802円航空券で熊本・鹿児島の旅 ~2日目~

2017年5月、Jetstarのセールで入手した802円航空券を使い、2泊3日で熊本・鹿児島を旅してきました。
1日目は熊本市内を散策し、今日は2日目。肥薩線で鹿児島を目指します。

起床~熊本駅へ

朝6時半起床。
さっと風呂に入り、昨晩の宿「ジーアールホテル銀座通」を出発。
市電を待っていると、なんだかすごい車両が来た!まるで“ななつ星”みたい。
後から調べてみると、熊本市電開業90周年記念事業の一環で製造された“COCORO”なる車両らしい。デザイナーは案の定、水戸岡さんだ。
通勤客が多いので車内は撮影しなかったが、車内も昨日乗った普通の車両と比べるとかなりオシャレだった。

0803AB“COCORO”

0803AB“COCORO”

花畑町751-(熊本市電A系統 44レ)-熊本駅前806

熊本駅に到着後、みどりの窓口で特急「いさぶろう1号」の指定席特急券を購入。
昨晩、宿で旅の計画を練った結果、今日は肥薩線に乗って鹿児島へ、明日は肥薩おれんじ鉄道に乗って熊本へ戻ることにした。
朝ごはんは駅構内の喫茶店「弘乳舎」さんで。これで200円は安いなぁ!
だけど思ったより時間が掛かってしまい、急いで食べ終わったのは列車発車4分前!
この旅、ところどころで妙にバタバタする…なんとかなっているから良いけれど。

モーニング 200円@弘乳舎

モーニング 200円@弘乳舎

特急「いさぶろう」で初夏の球磨川を行く

ホームへ上がると特急「いさぶろう1号」が入線済み。
平日ということもあって乗客はまばら。ボックス席を独り占めすることができた!

特急「いさぶろう1号」

特急「いさぶろう1号」

特急「いさぶろう」の車内

特急「いさぶろう」の車内。乗客はまばらだった。

熊本831-(鹿児島本線・肥薩線 1091D)-人吉1001

定刻に発車すると、八代駅までまずは鹿児島本線を下る。
途中、熊本総合車両所でフリーゲージトレインを発見!生で見るのはこれが初めて。最近、この手の車両に疎くなってしまった…

フリーゲージトレイン(3次車)

熊本総合車両所で、フリーゲージトレイン(3次車)を発見!

八代駅を越えると球磨川沿いを走る肥薩線へ入る。
車窓は一気に変わり、窓を開けると、涼しく心地よい風が吹き込んできた。

肥薩線の車窓_1

肥薩線に入ると、窓の外にはエメラルドグリーンの球磨川が広がる

初夏の爽やかな陽気、そして雲一つない青空!そして、横を流れる美しい川。
こういう車窓が自分は一番好きだ。数年前に青春18きっぷで乗車した高山本線もこんな感じの風景だった。
この日に旅を設定したことも、会社をお休みさせてもらえたことも、本当に良かった。

肥薩線の車窓_2

次回は「SL人吉」に乗ってこのアングルで撮ってみたい。

10時01分、人吉駅着。
時間もあるのでここで途中下車して、次の「いさぶろう3号」まで約3時間、街歩きをすることに。

人吉を散策

ネットで人吉の見どころを調べてみたところ「新温泉」なる古き良き銭湯があるらしいのだが、営業開始を待っていると次の列車に間に合わない。そして、その他の見どころはあまり見つからない…。
そんなときは観光案内所を訪ねるのが一番だ。早速オススメのスポットを聞いてみると、ほかにも共同浴場がいくつかあるとのこと。また、そのほかの見どころも丁寧に説明していただけたので、さっそく出発!

人吉駅

人吉駅。ここから約3時間の散策を開始。

人吉橋

さっきまで列車で何度か渡った球磨川を、今度は歩いて渡る。

人吉市役所

人吉市役所。歴史を感じるこの建物も、地震の影響で立入禁止となっていた。

途中コンビニでタオルを調達しつつ、やってきたのがここ「人吉温泉 元湯」。入浴料は200円と激安!

人吉温泉 元湯

人吉温泉 元湯

番台さんにお金を払うと「石鹸はナカですけど、大丈夫ですか?」と聞かれた。
(にあるなら別に良いけど…というか、石鹸無いって聞いてたんだけどなぁ…)
と若干混乱したところで、はっと気づいた。
「ナカ」って「無か」ということか!あぁ…ここは九州だ!

ちょうど前のお客さんが帰っていったところで、男湯は貸し切り状態に。写真撮影は快くOKしてくださった。

人吉温泉 元湯の男湯

浴場はシンプルな作り。年代を感じるが、隅々まで清掃が行き届いていた。

人吉温泉 元湯の蛇口

蛇口の「昔ながら」感がすごい

熱くもなくぬるくもない、ちょうど良いお湯で、気が付けば1時間ほど経過していた。
牛乳を飲み、番台さんと他愛ない話をして、温泉を後にした。

人吉温泉 元湯で牛乳を飲む

小さな共同浴場ながら、ちゃんと牛乳も売ってます。

まだまだ時間が余っているので、観光案内所で教えてもらった見どころをいくつか巡ってみた。
共同浴場から徒歩5分ぐらいのところにある人吉城跡公園へ。

人吉城跡

人吉城跡

人吉城跡から、人吉市内を望む

人吉城跡から、人吉市内を望む

その後、駅に戻る途中に青井阿蘇神社へ。国宝に指定されているそう。
あまり神社には興味がないので、さくっと通り抜けておしまい(笑)

青井阿蘇神社

青井阿蘇神社

日本三大車窓 肥薩線“矢岳越え”

人吉散策を終えて駅に戻ると、「いさぶろう」と「やませみ・かわせみ」が並んでいた。

「いさぶろう」と「やませみ・かわせみ」

人吉駅にて、「いさぶろう」と「やませみ・かわせみ」。

「やませみ・かわせみ」はまたの機会に乗ることとして、引き続き「いさぶろう3号」に乗車。
ここから先は普通列車扱いのため、指定席券のみ購入。今度もまたボックス席独占!
ちょっと遅いお昼ご飯に、駅前のお弁当屋さんで買っておいた「栗めし」をいただきながら、いざ出発!

栗めし

栗めし 1,100円

人吉1322-(肥薩線 1293D)-吉松1448

列車はエンジン全開で坂道を駆け上がり、大畑駅へ。
観光列車ということもあって、ところどころ、車内放送で車窓や駅のガイドが入るのがありがたい。各駅の停車時間も長め。

大畑駅

大畑駅。いつからか訪れた人が名刺を残すようになったそう。

大畑駅のスイッチバック

大畑駅のスイッチバック。ループ線とスイッチバックを両方持つのはここが日本唯一だそう。

「いさぶろう」車内のフリースペース

「いさぶろう」車内のフリースペース。窓が大きく、森の中を駆け抜けてる感がすごい!

矢岳の峠にて

矢岳の峠を越えたあたりで一時停車。ここが日本三大車窓の一つだそう。

峠を越えるとあとは下るのみ。
14時48分、終点の吉松駅に到着。

吉松駅

ここで次の普通列車まで約1時間の空き時間。しかし…

吉松駅前

駅前…なにもない…

駅前の観光地案内看板を観ると、日本疏水100選の一つ「筒羽野の疏水」が近い。この辺りは湧水町という地名らしく、綺麗な水が豊かなのだろう。が、徒歩で片道約40分ほどかかるため、断念…
駅前の日陰でノートPCを開き、今夜の宿と鹿児島の美味しいご飯をリサーチして時間を潰した。

吉松駅前のC55型蒸気機関車

駅前には、かつて肥薩線を走っていたというC55型蒸気機関車が展示されていた

吉松1543-(肥薩線 4233D)-隼人1635/1701-(日豊本線 6955M)-鹿児島中央1741

吉松から隼人へ向かい、ここで日豊本線に乗り換え。まもなく進行方向左手に桜島が見えてきた。鹿児島感が一気に高まる!今日は本当に良い景色ばかり見ているなぁ。
列車に揺られている間、駅で貰った冊子を眺めていると、鹿児島市内に桜島を眺めながら入れる温泉があるという。
この日の鹿児島市の日没は19時10分。到着後1時間半もあるので、明るいうちに行けそうだ!

旅のバイブル

今回の旅のバイブル(駅で配布されている冊子)。観光ガイドよりも細かい情報があるので頼りになる

鹿児島市内

鹿児島中央駅に着いて東口へ。なんだかすごい賑やか。

鹿児島中央駅

鹿児島中央駅。世界の食の祭典「おりんぱく」なるイベントが行われていた。

調べた情報によると17時50分に温泉に向かうシャトルバスがあるはずだけど…見つからない。
慌ててスマホで乗り場を調べると、今いる場所とは逆の西口と判明。発車まで残り2分、全力で走る!(この旅で3回目)

城山観光ホテルシャトルバス

無事、城山観光ホテルシャトルバスに乗車。鹿児島の中心部を進み、ホテルへ向かう。

鹿児島中央駅(西口)1750-(城山観光ホテル巡回バス)-城山観光ホテル1825

約35分で温泉のある「城山観光ホテル」に到着。
温泉に入る前に、すぐ傍にある「城山公園展望台」を訪れてみることに。

城山公園展望台へ向かう通路

展望台へ向かう通路。人がいない…

城山公園展望台売店

「水素水」の裏に見える「さつまあげ」の文字…鹿児島名物も水素水ブームに負けたのだろうか。

歩くこと5分で展望台に到着。
少し薄い西日に染まる、雄大な桜島を眺めることができた。

城山公園展望台

鹿児島の街と、桜島

さて、お次は目的の温泉!
城山観光ホテル「さつま乃湯」に日帰り入浴。JR券を提示で入浴料半額(1,150円)となった!

温泉は撮影することができなかったが、“かなり”気に入った!
露天風呂からはさっきの展望台同様に桜島を望むことができる。徐々に薄暗くなる空と淡くなる島の姿は、ずっと見ていられる光景だった。
そして泉質!肌がぬるぬるとして気持ちよい!
あまりの気持ち良さに、気づいたら1時間近く入浴していた…
次来る機会があったら、城山観光ホテルに宿泊したいと思うほどに気に入った温泉だった。

城山観光ホテル

数々の認定を受けている温泉宿だった

大満足でシャトルバスに乗り、鹿児島中央駅へ戻る。

城山観光ホテル1955-(城山観光ホテル巡回バス)-鹿児島中央駅(西口)2020

鹿児島中央駅

鹿児島中央駅の駅ビル。かなりオシャレ。

夕飯は鹿児島名物の黒豚のとんかつを食べようと、鹿児島中央駅から徒歩約10分の「黒かつ亭」を訪れた。
人気No.1だという「上ロースかつ定食」を注文。これまた旨い!!
肉が甘くって、ソースはほぼ掛けずに食べてしまった。

黒かつ亭

黒かつ亭

上ロースかつ定食@黒かつ亭

上ロースかつ定食(1,560円)@黒かつ亭。ご飯・キャベツはお代わり自由

大満足でお店を後にし、本日の宿「アパホテル<鹿児島中央駅前>」へ。
一人旅には丁度良い安定のクオリティ・安定の価格でこちらも満足。

朝から晩まで充実した一日だった。
明日は最終日、肥薩おれんじ鉄道に乗って熊本へ戻ります。

802円航空券で熊本・鹿児島の旅 ~1日目~

2017年5月、Jetstarのセールで入手した802円航空券を使い、2泊3日で熊本・鹿児島を旅してきました。

Jetstarセールで802円航空券をゲット!

2017年2月4日(土)。
この日は朝10時から、乃木坂46のライブチケット一般販売の争奪戦に参加し、無事、購入成功!
ルンルン気分でネットサーフィンをしていると目に飛び込んできたのが、Jetstarの「ラーメン価格に挑戦セール」だった。九州や四国の地名の横に並ぶ“¥802”の文字。安すぎる…。
販売開始は本日18時。安いので遊び半分で参戦してみることに。午前中に引き続き勝てると良いな!
行き先は、2年半前に九州旅行した時にほぼ通過するだけで終わってしまった熊本。日時は、今のところ予定の入ってない木~土曜日の2泊3日とした。

セール当時のJetstarウェブサイト

セール当時のJetstarウェブサイト

18時00分、セール販売開始。
席数は、行き先ごとに往路・復路それぞれ50席のみ。
狭き門だと思っていたが、計画通りに日時・便をサクサクと選ぶと、あっさりと購入完了してしまった。あまりにもスムーズで、本当に購入できたのか実感が沸かなかった。

領収書

各種手数料が加算されている(手数料の方が高い)が、往復でこの価格は安い!

成田空港にて、大慌ての搭乗

2017年5月18日(木)。
航空券を購入してから3箇月以上が経ち、ようやくこの日を迎えた。
午前中に急な仕事をこなして、いざ出発!が、のんびりして予定の列車に乗れず、成田空港第2ターミナル(空港第2ビル駅)に着いたのは12時40分、搭乗便の出発時刻35分前。
チェックインは出発時刻30分前で締切だが、電車の中でウェブチェックインを済ませておいたのでひとまずセーフ。
次の関門は出発15分前の搭乗締切だ。あと20分間で約1km離れた第3ターミナルへ向い、保安検査を通過し、搭乗ゲートへ辿り着かなければならない。

走った…第2ターミナルから第3ターミナルまで、あの陸上トラックのような通路をリュックを背負って全力で走った。ツラかった…。
保安検査場についたのは12時50分(搭乗締切10分前)。しかしここからがまた長い…検査員は新人だろうか、とにかく手際が悪い。イライラしながら検査場を通過し、再び走る!
ようやく遠くに搭乗ゲートが見えたのは12時59分、搭乗締切1分前!
搭乗が遅れているのか、幸いにもゲートにはまだ多くの客が並んでいた。自販機でポカリを買って喉を潤してから、列に並んだ。

13時15分、Jetstar GK613便 熊本行は定刻で出発。
ここまで、本当に慌てていたので写真はありません。保安検査場の所要時間が読めないので、あまりギリギリに行くべきではないですね。

熊本市内を散策

15時26分、802円の格安フライトを終えて「阿蘇くまもと空港」に着陸。
16時00分発、無料の“空港ライナー”に乗って、JR豊肥本線 肥後大津駅(阿蘇くまもと空港駅)へと向かう。

空港ライナーの時刻表

空港ライナーは30分おき。残念ながら3分前に発車してしまったので、次の便を待つ。

16時17分、肥後大津駅(阿蘇くまもと空港駅)に到着。
JR豊肥本線は2016年の熊本地震の影響で、肥後大津より東は不通になっていた。

肥後大津駅(阿蘇くまもと空港駅)

肥後大津駅(阿蘇くまもと空港駅)。手前の自動車が“空港ライナー”。

下校途中の学生で賑わうJR豊肥本線に揺られ、新水前寺駅で下車。市電に乗り換え、熊本城を目指す。

肥後大津1620-(JR豊肥本線 1486M)-新水前寺1645/新水前寺駅前1649-(熊本市電A系統 300レ)-熊本城・市役所前1702

熊本市電

熊本市電。緑の絨毯が美しい。

熊本城を訪れるのは約2年半ぶり。前回訪れたのは、まだ熊本地震が起きる前だった。
地震で大きな被害を受けたことはニュースで見ていたけれど、いざ目の当たりにすると被害の大きさに愕然とする。

長堀

美しい長堀の景観の脇に、大きく崩れてしまった石垣が…

復旧の真っ只中の熊本城

復旧の真っ只中の熊本城

二の丸広場の一角には、崩れた石垣の石が並べられていた。
これ、全部ナンバリングをしてから組み直すのだそう。気の遠くなるような作業だ。

広場に並べられた石たち

広場に並べられた石たち

竹で作られた復興への願い

竹で作られた復興への願い

いつかまだ立派な姿を見れることを願い、熊本城を後にした。
日没まではまだ時間があるので、熊本駅方面へ歩いてみることに。
繁華街は賑やかだけど、少し歩くと地震で傾いた建物にたくさん出くわした。見るからに危険だけど、簡単には潰せないのかな。

地震で傾いたと思われる建物

熊本市内にて。地震で傾いたと思われる建物。

30分ほど歩き、熊本駅に到着。線路を越えさらに20分ほど歩き、田崎市場の中にある「肉食堂 よかよか」で赤うし丼をいただく。

あか牛丼 1,500円@肉食堂 よかよか

あか牛丼 1,500円@肉食堂 よかよか

山葵を少しつけて食べると美味しい!油っこさがなくてお刺身みたいだった。
だけど夕飯にはちょっと足りないな。宿に向かう途中でもう一つ気になっていた「太平燕(タイピーエン)」を食すことに。

熊本駅前1925-(熊本市電A系統 397レ)-花畑町1937

太平燕というのは、中国福建省の郷土料理がルーツだそう。日本に伝わった時にアレンジされたものが、熊本中部で定着したらしい。

太平燕 780円@紅蘭亭

太平燕 780円@紅蘭亭

これは美味しかった!麺は春雨なので丼ぶり食べたばかりのお腹にも軽く入る(笑)
鶏ガラベースのスープが、すごく自分好みの味。家に持っていって野菜炒めに使ったら絶対旨いだろうな!
ついでに、無料サービスの烏龍茶もこれまた美味い。普段ペットボトルで飲む烏龍茶と比べて上品な味だった。
今回訪れた「紅蘭亭」さんは中華料理の有名なお店のようなので、次回来た時には他のメニューも食べてみたい。

大満足で今日の宿「ジーアールホテル銀座通」にチェックイン。
自分の感覚からすると、部屋の割にはずいぶん強気な価格に感じた。
繁華街の真ん中だし、金曜日だし、まぁ仕方ないか…

明日以降の計画を決めていなかったので、ノートPCとにらめっこして就寝。
翌日へつづく

快速「伊東初日の出号」から初日の出を拝む

あけましておめでとうございます。
本年も、レイルサイドワークスをよろしくお願いいたします。m(_ _)m

私の年末年始は、旧友たちと飲みながら年を越して、近所の海岸へ初日の出を見に行くのが恒例行事。
今年は少し違うところから初日の出を拝んでみようと、彼らを連れて臨時快速「伊東初日の出号」に乗ってきました。

この列車に乗るべく、大晦日のうちに旧友たちを東京に呼んで年越し。年越しの瞬間は東京スカイツリーの特別ライティングを眺めていました。

東京スカイツリー「新年特別ライティング」

2016/01/01 東京都墨田区 東京スカイツリー「新年特別ライティング」

少し仮眠を取ってから新宿駅へ向かうと、私達が乗ろうとしている列車の案内が出ていました。「快速」表記のみで列車名が出ていないのが少し残念。

快速「伊東初日の出号」の案内表示

2016/01/01 新宿駅 快速「伊東初日の出号」の案内表示

7番線へ向かうと、ホーム床面に特別な乗車位置案内を発見。しかし、その隣では駅員さんがアタフタ…1号車がどちら側なのか把握できていないようで、案内を貼ったり剥がしたりしているうちに列車が到着してしまいました。一部貼られていた乗車位置案内も、号車番号が真逆になっていました…。

快速「伊東初日の出号」の乗車位置案内

2016/01/01 新宿駅 快速「伊東初日の出号」の乗車位置案内

車両は485系TG01編成「宴」、お座敷車両です。新宿駅池袋方が1号車、渋谷方が6号車でした。この列車は途中の品川駅で進行方向が逆転するため、新宿~品川間は6号車が、品川~伊東間は1号車が先頭になります。

485系TG01編成「宴」

2016/01/01 9826M 新宿駅 485系TG01編成[高タカ] 「宴」

朝5時00分、臨時快速「伊東初日の出号」は新宿駅を定刻で発車。私達の指定席は、元旦にふさわしい1号車1番!早速、持ちこんだ酒類を広げて乾杯です。お座敷は6人1卓で、同じ卓には私達のほかにも2人の乗客がいらっしゃいましたが、いずれも1人で乗車していて「宴」という感じではありませんでした…。可能であれば6人1組で乗車した方が、1卓を独占して心置きなく楽しめそうですね。

快速「伊東初日の出号」指定席グリーン券

2016/01/01 快速「伊東初日の出号」指定席グリーン券

列車は途中の根府川駅で約45分間運転停車し、ここで車内から初日の出を拝みます。ホームより手前に停めてくれるため、窓からは相模湾を見渡すことができます。
6時50分過ぎ、日の出の時刻を迎えると水平線が一気に明るくなりましたが、太陽はまだ雲の中。7時00分、ようやく雲から太陽が抜け、車内が橙色に染まります。本当に美しいひと時でした。

快速「伊東初日の出号」から拝む、2016年初日の出

2016/01/01 9527M 東海道本線 根府川駅

この後、列車は熱海駅から伊東線に入り7時58分に終点の伊東駅に到着しました。少し残念だったのは、運転席後ろのカーテンが終点まで全て閉められていたこと。せっかくの1号車1番だったので、前面展望も楽しみの一つだったのですが…。

伊東では、道の駅 伊東マリンタウンの温泉でウトウトしながら時間を過ごし、同じ施設内で昼食に美味しい海鮮丼を食べて、早めに伊東を後にしました。
たまにはこんな正月も、良いものです。

追記(2017/3/19):
本記事の内容についてご指摘をいただきましたので、確認の上一部写真を差し替えました。
私の認識誤りにより、誤解を招きかねない内容となっていたことをお詫びいたします。
ご指摘いただきましたS様、ありがとうございました。