555円航空券で秋の道東巡り~3日目~
昨年10月の987円航空券で行く長崎・五島列島旅行以来、1年ぶりとなる格安航空券セールでの旅行。今回は春秋航空の“5周年アニバーサリーセール”第一弾として売り出された国内便555円航空券を使って、秋の北海道・道東を巡った。
1日目は層雲峡観光をして網走まで、2日目はサロマ湖と知床を観光、そして今日3日目は屈斜路湖から足寄町を経由して新千歳空港へと戻ります。
硫黄山(アトサヌプリ)
2019年10月10日、屈斜路湖畔の川湯温泉で迎えた、この旅3日目の朝。この日の天気予報は出発前から変わらず快晴。窓の外を見ると、確かに3日間の中で一番安定した快晴の空が広がっていた!
サッと温泉に入って体を温め、朝7時には宿を出発。まずはすぐ近くにある硫黄山(アトサヌプリ)へ行ってみた。
真っ裸の山肌からは蒸気がモクモク。近づいていくと鮮やかな硫黄の隙間からゴーゴーと音が響いている。どこかで生卵買って持ってくれば良かったなぁ(笑)
神の子池
硫黄山(アトサヌプリ)の後は、摩周湖の北に位置する“神の子池”を見に行くことに。この辺りは東西に伸びる道路がないため、直線距離では約10kmなのに道のりだと約35kmの遠回りに…。
道道1115号から林の中へ入っていくと、舗装はされていないもののそれなりに整備された林道が続き、その先に駐車場が設けられていた。インターネットで拡散され有名になり、整備したのだろう。
林の中に現れた池は、エメラルドグリーンに澄んでいて美しかった。ちょっと、静岡県の柿田川湧水群に似ている。
キンムトー(沼湯)
神の子池を見た後は再び屈斜路湖方面に戻ったのだが、途中、硫黄山の南側の“池の湯林道”を経由して“キンムトー”と呼ばれる秘境の沼を訪れてみることにした。
慎重に車を走らせながら林道を約5km進むと、“キンムトー”の看板が現れる。ここから先は約10分歩かなくてはならない。車から降りると辺りは静かで、熊でも現れそうな雰囲気だ。昨日、知床五湖で受けたレクチャーのとおり、後輩と2人、手を叩いたり声を出しながら進んでいくと、突如、視界がパッと開けた!キンムトーだ。
水面は泥っぽく濁っていたが、手前の白樺と奥の森が良いアクセントとなり、秘境感がすごかった。聞こえるのは鳥のさえずりと風が揺らす木の葉の音だけ。ずっと居たくなるような場所だった。
コタン温泉で白鳥と混浴
キンムトーから林道を西に進むと、屈斜路湖畔に出る。少し南下したところにあるのが“コタン温泉”だ。屈斜路湖を一望できる無料の露天風呂。ここも6年半前に訪れたお気に入りポイント!
適度な湯加減と、ほのかに香るコールタールの匂いが懐かしい。平日の午前中ということもあって、他に訪れる人もなく独占…と思いきや…
白鳥の親子が温泉の前まで来て一休み(笑)素敵な混浴になった。
エゾシカバーカー
ここまでのんびりと観光して、気づけば朝10時。夕方には新千歳を発たなければならないので、少し急ぎ目に最後の目的地“オンネトー”を目指し、国道241・240号線を西へ進む。
途中、 道の駅 摩周温泉に立ち寄ってちょっと遅めの朝飯に“エゾシカバーガー”を買ってみた。あっさりしていて美味しい!
オンネトー
いよいよ最後の目的地、“オンネトー”へ。この旅は湖ばっかり巡ってる(笑)さすがに観光地ということもあって、平日ではあるが駐車場がちょうど満車になるくらいの人出。
車を降りると目の前に見えたのは、快晴の空・紅葉・そして水面に映る雌阿寒岳と阿寒富士!すべてが揃った絶景!ずっと見ていたい眺めだった。
インデアンカレー
この旅で観たかった景色はこれでおしまい、あとは新千歳空港に向けて無事帰るのみ。途中、同行する後輩のオススメで、帯広のソウルフード“カレーショップ インデアン”で昼食をとることに。
友人曰く“ツウな頼み方”で「インデアンカツ」をいただく。ルーが濃厚で旨いなぁ!近所にあったら毎週行きたいカレーだ。
このあとは引き続き道東自動車道を西に進み、17時25分、春秋航空IJ834便に乗って成田空港へ。天気に振り回されたものの、結果的には非常に満足度の高い旅になった。
交通費まとめ
後輩と2人旅なので、道内の移動は1人あたりの金額。自宅から成田空港までの交通費を除いて、3日間で約21,000円。当初計画していたJRの“秋の乗り放題パス”は使えなかったけれど、鉄道では行けない場所も沢山巡れたので良かったかな。
春秋航空 | 成田空港~新千歳空港 | ¥1,805 |
タイムズカーレンタル | コンパクトカー(2.5日) | ¥5,770 |
NEXCO東日本 | 道央道・道東道ほか | ¥6,320 |
ガソリン | 77.62L | ¥5,585 |
春秋航空 | 新千歳空港~成田空港 | ¥1,805 |
合計 | ¥21,285 |
555円航空券で秋の道東巡り~2日目~
昨年10月の987円航空券で行く長崎・五島列島旅行以来、1年ぶりとなる格安航空券セールでの旅行。今回は春秋航空の“5周年アニバーサリーセール”第一弾として売り出された国内便555円航空券を使って、秋の北海道・道東を巡った。
1日目は層雲峡観光をして網走まで、2日目の今日はサロマ湖と知床を観光します!
サロマ湖・キムアネップ岬で日の出を拝む
2019年10月9日、早朝3時半。眠気をこらえて宿のカーテンを開けると、未だ真っ暗な空にポツポツと星が見える。昨晩調べた天気予報のとおり、今日は快晴になりそうだ!せっかくなので、網走から約50km北西へ進み、サロマ湖で日の出を拝むことに。
さっと風呂に入って早朝4時半に宿を発ち、サロマ湖周辺をウロウロしながら“キムアネップ岬”なる場所に辿り着くとちょうど日の出の時刻。湖の向こうから、美しい朝陽が昇ってきた!
世界自然遺産、知床へ
キムアネップ岬で日の出を迎えた後は、いよいよ、約130km西の知床へ!北海道内の移動は、いちいち距離が長い…(笑)
朝9時、知床五湖フィールドハウスに到着。この時期は高架木道・地上遊歩道ともに歩けるシーズンだったので、まずは高架木道を歩いて一湖を目指す。風が強い…。
続いて、二~五湖を巡ることのできる地上遊歩道の散策。地上遊歩道に入るにはフィールドハウスで有料のレクチャーを受けなければならない。熊が好む食べ物を持ち歩かないことや、熊が出た際の対処法についてレクチャーを受け、いざ地上遊歩道へ!残念ながら、この日は工事により二湖周辺しか歩けなかった。
この頃になると、さっきまでの快晴が嘘のように、上空はあっという間に厚い雲に覆われてしまい、ポツポツと雨まで降りだした。そして散策を終える頃には土砂降り雨になってしまい、慌てて車へ避難。せっかく知床まで来たのに、晴れ間は一瞬でおしまいか…。
11時、予定よりも早いランチにしようと車を走らせると、上空の雲があっという間に消えていき、再び快晴に。今日の天気はなんなんだ(笑)
こんなに目まぐるしく天気が変わる状況なので、次、いつまた雲に覆われるかわからない不安が募り、今のうちに景色を堪能しなければという衝動に駆られる。ランチは後回しにして、知床峠へと急ぐ。
さらに、さっき厚い雲の下を歩いた地上遊歩道のリベンジもしたくなってくる(笑)あまり乗り気でない後輩を説得し、もう一度、知床五湖フィールドハウスへ戻る。さっき来たばかりなので、駐車料金やレクチャー料金の再徴収はなし。ありがたい。
ウトロ漁港でサケ三食丼
天気に振り回され知床周辺を行ったり来たりしてしまい、13時を過ぎてようやくランチ。ウトロ漁協婦人部食堂でサケ三食丼をオーダー。サケの“漬け”って食べたことなかったけれど、めちゃ旨かった!
羅臼から屈斜路湖方面へ
ランチ後、再び知床峠を越えて羅臼町へ入り、ここから斜里岳の南側を経由して今日の宿、屈斜路湖畔の川湯温泉を目指す。
道道975号に入り格子状防風林の中を延々走っていると、“開陽台”なる展望台を見つけたので休憩がてら立ち寄ってみることに。
6年半ぶりの屈斜路湖・川湯温泉
開陽台からさらに1時間半、ようやく今日の目的地である川湯温泉に近づいてきた。ここ川湯温泉は、かつて2013年3月にも訪れた地。泉質や温度が好きで、また来たいと思っていた場所。
この日は「KKRかわゆ」にチェックインし、近所の居酒屋さん「いなか家 源平」さんで夕食。じゃがいもコロッケ美味しかったなぁ!
いよいよ明日は最終日、天気予報は引き続きの快晴!
道東の美しい景色を堪能して、東京へ戻る。
3日目へつづく
555円航空券で秋の道東巡り~1日目~
昨年10月の987円航空券で行く長崎・五島列島旅行以来、1年ぶりとなる格安航空券セールでの旅行。今回は春秋航空の“5周年アニバーサリーセール”第一弾として売り出された国内便555円航空券を使って、秋の北海道・道東を巡った。
土砂降りの明治神宮で、航空券争奪戦
2019年8月1日、私用で会社をお休みして渋谷・新宿界隈をウロウロしていた私。明治神宮の辺りをお散歩していると、ゲリラ豪雨に遭遇してしまった。明治神宮敷地内に雨宿りできる狭いスペースを見つけ雨が止むのを待ちながらふと時計を見ると、まもなく正午。慌ててスマホで航空券争奪戦に参加!アクセス集中で502エラーが多発するも、なんとか、お目当ての新千歳便555円航空券を往復ともにゲット!
今回の私の狙いは、格安航空券にJRの“秋の乗り放題パス”を組み合わせることでおトクに道東方面を巡ることだった。しかしながら、格安航空券をゲットした後、8月下旬にJR各社が発表したニュースリリースを見てガッカリ…。 “秋の乗り放題パス” 利用可能期間が例年より1週間後ろ倒しとなっており、今回の旅行では使えないことが発覚。航空券を放棄することも考えたが、せっかくなので、道内全行程をレンタカー利用で巡ることにした。
徹夜で、朝の成田空港へ
2019年10月8日、いよいよ旅の初日。なのに全くテンションが上がらない私…。それもそのはず、この時期の私は疲れに疲れ切っていた。“MBS音祭2019”を観賞した大阪から夜行バスで帰宅したのが前日早朝、会社では仕事が山積みで帰宅したのは24時過ぎ。慌てて荷支度をしていたらあっという間に朝になってしまった。加えて、外は雨がシトシト。天気予報を見ると、北海道内にも雨マークがずらりと並んでいる。
早朝6時半、 眠さとテンションの低さでほとんど記憶がないまま成田空港第3ターミナルに到着。ぶっ倒れそう…ここまで辿り着いた自分を褒めたい。そして7時10分、IJ831便は定刻で成田空港を出発。機内ではほとんど寝ていたと思う。
北海道は寒かった…
朝9時過ぎ、予定通りに新千歳空港に着陸。外は相変わらずの雨模様。加えてちょっと寒い!ここで、予めレンタカーを手配してもらっていた札幌勤務の会社後輩と合流し、一路、道東を目指す。彼はこの旅の同行者、わざわざ有休を取って同行してくれた。ありがたい!私は徹夜なので、この日の運転はすべて後輩にお任せ。
正午を過ぎた頃、愛川上山ICで高速を降りて、近くの定食屋さん「山の食房」で昼食。ここ愛別町はきのこが特産品だということで、お店の看板メニュー“きのこラーメン”と“あいべつきのこ丼”をいただく。歯ごたえのある舞茸がたっぷり入って旨かった!
層雲峡で、日本一早い紅葉を楽しむ
美味しい昼飯を食べてリフレッシュした後は、すぐ近くの層雲峡を目指す。ここは日本一早い紅葉で知られる場所で、紅葉前線予報によるとこの時期は見ごろの一歩手前といった感じ。期待できそうだ!
層雲峡に近づくにつれて雨は止み、ついに青空まで顔を出し始めた。あぁ、やっぱり来て良かったかも!
せっかくなので、層雲峡・黒岳ロープウェイに乗って紅葉を俯瞰してみることに。残念ながらこの頃には、空は再び雲に覆われ雨も降り出してしまった。
国道39号線を網走へ
層雲峡観光のあとは引き続き国道39号線を東へ進む。この日の終着地である網走に着いたのは17時半過ぎ、もう辺りは真っ暗だった。
この日の宿「ドーミーイン網走」にチェックインしてから、近くの居酒屋「きた鳥」さんで一杯。メンメ(キンキ)の開きが脂のってて美味しかったー!
宿に戻り翌日の天気予報を見ると、昨日までの予報から一転、快晴の予感!
2日目へつづく